事業紹介

コミュニティ健康保険制度及び無料医療制度能力強化プロジェクト/コミュニティ健康保険制度強化プロジェクト(Dooleel CMU)フェーズ2

  • セネガル
  • 保健医療
プロジェクト期間:
2017年10月-2020年9月/2022年4月-

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向け、現在医療保障制度改革の過渡期にあるセネガル国において、医療保障庁および保健共済組合を中心とした関係機関の組織能力強化を通じて、医療保障制度、特にインフォーマルセクターや貧困層・脆弱層の人々を対象としたコミュニティ健康保険制度の強化を目指して、技術協力プロジェクトを実施しています。

プロジェクトはティエス州、ジュルベル州、タンバクンダ州の3州を対象として、関係機関のイニシアティブに基づき、コミュニティ健康保険への加入者増加を図る活動や、医療保障制度運用に必要な機材の供与、研修やモニタリング等を通じた能力強化活動、保険運営・管理ツールの策定支援や見直し、そして2021年以降優先事項として進められている保健共済組合の広域管理体制の再構築を支援しています。

研修活動の一環として2019年および2023年には、医療保障庁・保健共済組合職員を対象とした研修を日本でも実施しました。2回の研修で計12名の職員が来日し、日本の医療保障制度、保険医療サービスの仕組みや歴史的変遷・教訓、各関連アクターの役割等について関係者と意見交換を行いながら学びを深めました。セネガルの医療保障推進には、こうして日本で体得した経験や知識も少しずつ活かされています。